★活動報告★
平成16年10月
10月31日(日)
イラクの米軍基地へ攻撃を展開する抵抗運動

 バクダッドで日本人旅行者の香田証生さんが遺体で発見される。バクダッド市内のハイファ・ストリートで首と胴体を切断され、皮肉にも星条旗にくるまれて放置されていたという。ご家族の無念さはさぞやの事だろうと察する。心より、哀悼の意を表したい。

 依然としてバクダッドは戦闘地域であり非常に危険な状態である。これに加え、日本政府は最初から「米軍頼み」「暫定政府頼み」で,本気になって救出しようとしたとは感じられない。米軍や暫定政権に支援を要請すれば、抵抗勢力がどんな反応を示すかということぐらい分かっていたろう。国民世論のために、適当にごまかそうという腹がミエミエである。

 4月の時点の聖職者協会による解放は成功したが、その後日本政府は聖職者協会との関係を一切保っていない。7月にクバイシ師が来日した時も、クバイシ師から会見を袖にされる有様で、最低限の関係構築すらできていなかったのだ。しかも、クバイシ師から外務大臣宛のメッセージを預かっていながら、政府はそれを参考にもしていないという。

 今回の一件でも、「米軍頼み」があまりに露骨だ。星条旗にくるまれた香田さんの遺体が物語るように、日本は、アラブ世界からアメリカ側の一派と認識されつつある。香田さん以外の遺体が発見された時も、なんらチェックもせず、情報をそのまま流してしまい、結局誤報だったというオソマツぶりは、諸外国から冷笑される失点でしかなく、今後も日本の地位すら脅かしかねない大失態であった。

10月30日(土)

 いつもお世話になっていた松本実さんのお別れ会に出席。鈴木顧問、横山書記長と。帰り際に犬塚先輩を囲んで一献。さらに高田馬場に帰ってきて再び、犬塚先輩、横山書記長、私の三人で松本さんを偲びつつ一献。

10月29日(金)

 午前、電話連絡など。昼から一水会事務所で三島由紀夫氏が創設した「楯の会」一期生メンバーの伊藤邦典先輩にお会いする。講演に関する件で打ち合わせ。来る11月の野分祭のご講演をご快諾いただく。鈴木顧問、横山書記長も同席。夕方、渋谷にて福島泰樹氏のライブに。挨拶だけしてすぐ高田馬場へ。平成16年度、2期目に入って2度目の「木村ゼミ」を行なう。予定していた人員より多い8人が集う。ゼミ終了後、近くの居酒屋「甘太郎」で一献。ゼミでは2・26事件や、北一輝について中心的に話す。

10月28日(木)

 終日原稿。アラブにTEL。

10月27日(水)

 事務所で作業。夜、アラブウォッチャーで先輩のKさん、知人のSさんとアラブ・イラク情勢について意見交換を行なう。この日、新潟中越地震のお見舞いを新潟出身のKさんにお渡しする。

10月26日(火)
 
 日本人旅行者の香田証生さんがおそらく、バクダッドにおいて「イラク・カイ−ダ機構」に拘束される。「えぇ? こんな時期にバクダッドへ?」と一瞬頭をかすめるが、安否が気になり、「イーグルワン・ルート」で打診をする。中島先輩が一水会事務所に来訪。その後高田馬場の店で一献。

10月25日(月)

 午後からアフリカ某国の大使館に行く。夕方、知人のY氏と打ち合わせ。その後、テレビ局記者のNさん、友人のTさん、Sさんと打ち合わせ。再び中越地方に震度六の地震。頭に傷を負い、岩の中に閉じ込められた子どもが、四日目にして救出される。幼い子どもを持つ身として、生命力と奇跡に感動。

10月24日(日)

 それにしても新潟中越地震の被害は大きそうだ。新潟出身の知人にTELをして、安否を尋ねる。
 久々の休みということで、読書三昧で。

10月23日(土)

 世界一の(?)厚顔無恥男、パウエル米国務長官が来日。これに先立ちHP「今週の一言」で「アメリカ政府高官よ恥を知れ」をアップし、抗議をしておいた。
 八王子で知人と一献。その間に新潟中越地震が起きる。八王子でもかなり強い揺れを感じる。携帯が不通となったが、この時点ではまだ、被害の凄まじさは予想できなかった。

10月22日(金)

 先輩のKさんと、一緒にドバイからの友人と打ち合わせ。夜、先輩の中島さんたちと久しぶりに一献。G街に行き、談論風発しているところに犬塚先輩が現れる。S氏との論議に犬塚先輩は「どっちもどっちだ」という判定。久しぶりに深酒す。

10月21日(木)

 「今週の一言」を更新。「アメリカ政府高官よ恥を知れ」と書く。夜、リベラルタイム編集長渡辺さんたちと一献。ここで私の「三せん論」を述べさせていただく。”先駆“ ”潜行“ ”戦闘“ と言ったら、渡辺さんと、同席されていた大沼さんより、「二番目に”洗練“を持ってきてはどうですか」とアイデアをいただく。こちらのほうがすっきりしているし、内容もある。「それでは」とこの「三せん」をこれからモットーにして行こうということになった。

10月20日(水)

 「群青忌」に出席するため伊勢原へ。その後、新宿駅地下のレストランで、水戸の野中先輩と軽く一献。横山書記長の出身地なので、話に花が咲いた。

10月19日(火)

 誕生日。スタッフからお祝いのギフトをもらう。夜にはT女史などからTELをもらう。

10月18日(月)

 事務所で原稿を執筆。夜、一水会の横山書記長と打ち合わせ。

10月17日(日)

 コラム連載中の「ガチンコ!」発売。夜、友人のK氏が開設するキックボクシングジムの祝勝会に参加。その後、近くの居酒屋で軽く一献。

10月16日(土)

 終日、資料整理とアラブの友人との連絡。

10月15日(金)

 「リベラルタイム」のゲラをチェック。午後、四谷で人と会う。事務所に戻って事務作業と友人への連絡など。

 小泉首相は午前の参院本会議での代表質問で、米国などによるイラク攻撃を支持したことについて、「イラクが過去実際に大量破壊兵器を使用した事実や、国連査察団が指摘している数々の未解決の問題等にかんがみれば、武力行使の時点で大量破壊兵器はあると想定するに足る理由があった」と説明した。
 首相はこれまで、イラクが国連安保理決議に違反し続けたことを攻撃支持の理由として挙げていたが、イラク側の査察協力や誠意を踏みにじるように仕向けたのはアメリカだった。そんな事も何にも知らず言及しているものだ。


10月14日(木)

 午前、知人と会う。その後、事務所に戻り「リベラルタイム」原稿を推敲し、入稿する。夕方、知人のNさんとお会いする。夜、ジャーナリストの坂本さん、古瀬さんなどが、私を激励してくれるので一献。犬塚先輩、横山書記長も同席。

 先日、埼玉県皆野町、美の山公園観光道路わきの駐車場に止めてあったワゴン車の中で、若い男女7人が集団自殺する事件があった。北一輝ではないが、「自殺と暗殺」という論文が思い出される。年間3万人が自殺しているが、このうちの100人でも、政府の失政を命がけで抗議したら間違いなく政権はすっ飛ぶはずだ。そして世の中が変わることになる。

10月13日(水)

 SさんととホテルOで打ち合わせ。その後、一水会事務所で横山書記長と打ち合わせ。「リベラルタイム」の原稿を執筆。今回はアメリカ大統領選挙の行方を大胆予測。「今週の一言」を更新。

 英国のストロー外相が12日の議会演説で、イラクの大量破壊兵器に関する2002年9月の政府報告書のうち「イラク軍は45分以内に生物・化学兵器を配備できる」とした部分を取り下げると表明した。当たり前だ。当初よりウソの演出をしているんだからなぁ。しかし、これでも何ら責任を取らないのか。イラク人2万人の命はどうなるんだ。
10月12日(火)

 午前、広島で教育正常化、国家主権回復の統一集会が開催される。800人の参加者を前に「国家主権回復のため、小泉政権の拉致、領土問題の取り組み」を批判する訴えをさせてもらう。その後、広島市内でリレー式の街頭演説を行なう。夕方、広島から帰京。
 
 この日政府は、沖縄県宜野湾市で起きた米軍ヘリ墜落事故に関する関係閣僚会議を開き、同型機の飛行再開を容認することを決めた。事故原因も後部の整備不良だったそうだが、いつまた起きることやら。

 サハリン州南部トマリの町長選で、日系人が市長に当選した。ロシアで日系人が首長に選出されるのはめずらしいのだそうだ。また、同日に行なわれたサハリン州議会選では、比例代表選で北方領土返還反対を主張する選挙連合「我らの祖国サハリンとクリル」が19・9%の得票で首位となったとの報道。このような状況だが、現地とのコンタクトをとり続け、腹を割って話しこちらの要求をしっかりと伝え、北方領土返還に向けてロシア人の頭脳を軟化させなければならない。現地との議論をする必要性がますます高まっているのだ。

10月11日(月)

 体育の日。午前、事務所に立ち寄り、事務作業を済ます。午後から広島へ出張。教育正常化運動の統一集会に参加するため。この日は現地で一泊。

10月10日(日)

 午前、外国のお客さんを成田まで見送りに行く。レコンキスタの発送作業とみんなで夕食。ロシア・サハリン州で州議会選挙や首長選挙が行なわれている。北方領土を行政区としている地域だけに、地方選挙といえども注目せざるをえない。
 

10月9日(土)

 台風22号、関東直撃。やたら天候不順が続くが、これも地球環境がおかしくなっているからだ。
10月8日(金)

 午前、正氣塾の東京事務所の開所式に。さらに、一水会事務所でレコンキスタの校正。その後事務所に戻って、知人のIさんと打ち合わせ。夜、フォーラムに参加してくれた俳優座の知人が出演する「ステッピング・アウト」を鑑賞するため博品館に。バクダッドで砲撃があり、シェラトンホテルが炎上した。グリーンゾーンでの抵抗闘争は激化していく。 
 

10月7日(木)

山梨の森田塾の森田忠明氏と打ち合わせ。

 ブッシュ米大統領、「イラクには大量破壊兵器がなかったことが確認された」と表明。いままで、主張してきたことは一体なんなのか。ブッシュ責任取れよ。

10月6日(水)

 レコンキスタのゲラチェック。夜、一水会フォーラム。この日、軍事評論家の宇垣大成氏を迎え、演題は 『日米地位協定の諸問題―国家安保戦略形成に向けて―』。フォーラムの講演録は、11月のレコンキスタに掲載する予定だ。宇垣さんは実に詳しく話してくれたが、兵器体系でなく、平和学といった意味での基本的なパラダイム転換も必要なのではないかと主張。フォーラム参加者も宇垣さんの博学ぶりに圧倒されていたが、二次会では少しリラックスして話していた。「今週の一言」を更新。レコンキスタのゲラチェック。
 
 この日町村信孝外相訪米、パウエル国務長官らと在日米軍の再編問題を協議。
 ラムズフェルド国防長官、イラクとアルカイダの関連性について「証拠ない」と語る。
 イラクの大量破壊兵器の捜索を担当していた米調査団のドルファー団長は最終報告書を議会に提出し、完全にイラクは「シロ」と表明。呆れるな。
10月5日(火)

 午前、ガチンコの原稿を入稿。午後、レコンキスタのゲラチェック。新宿で西部邁先生と久しぶりに一献。何やら小説を手掛けているそうだ。もうすぐ刊行されるらしいが、楽しみだ。本人曰く「今まで80冊ほど本を書いているが、この本が一番の力作だ」と語っていた。「今週の一言」を更新。

 在日米軍のF-15戦闘機二機が接触した。墜落はしなかったものの、相変わらず危険物体だ。
 

10月4日(月)

 コラム連載中の「リベラルタイム」11月号が発売。今回は、「第二のチェチェンの可能性強い中国・ウイグル自治区」について書く。午後、レコンキスタの原稿執筆。入稿。最終チェックに追われる。夜から、テレビ局の友人と正氣塾の中尾さん、若島さんと一献。


10月3日(日)

 完全休養。
 マリナーズのイチロー、大リーグの年間安打数で新記録達成し259安打に。実に素晴らしい。シーズン最多安打記録を八十年ぶりに塗り替えた。これはまさに快挙だ。野球はアメリカ文化ではあるが、イチローの活躍は同じ日本人として誇りに思う。

 天才的な技術はもちろんだが、体調の維持、集中力、敢闘精神など全てにわたってコンディションを整え、一本一本、ヒットを積み重ねての記録更新だ。彼ほどの才能があれば、現状に満足し、どこかで妥協したとしてもそこそこの成績はついてきたと思う。だがそれだけでは、向上も前進もなく、結果的には敗残者になっていたはずだ。私も、野球で言うところの普段のヒット一本一本を積み重ねていくよう心がけたい。日々の地味な実務こそ重要なのだ。
 

10月2日(土)

 昭和記念公園へ。元は米軍の立川基地だが、戦前は陸軍の飛行場であった。広大な場所に自然公園が出現し、歩け歩けと1日体を動かす。

 前日、小泉首相は、在沖縄米軍の本土移転について言及する。しかし、移転を打診される自治体は猛反発するだろう。補助金などでどう折り合いをつけるかが見ものだ。少なくとも、神奈川県は座間キャンプを抱えているが、米陸軍の司令部はもちろん、他の基地も、整理・縮小で筋を通すべきだろう。
 

10月1日(金)

 午後、レコンキスタ原稿執筆。夜、女優のAさんの講演に。「気合だー!」とアニマル浜口氏が、皆を激励。エジプト人通訳Mさんと、友人のKさんらも同行。「活動報告」を更新。
  

活動報告 平成16年9月

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活動報告 平成16年1月

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活動報告 平成15年1月〜3月

 


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