★活動報告★
平成15年11月
11月30日(日) 

 イラクで日本の外交官二人が射殺されたとのニュースが報じられた。詳しくは 今週の一言 にも書いたが、私が警告してきたことが、ついに現実のものとなってしまったのだ。米軍側の発表と地元警察による情報とが食い違っており、これについても再考の余地があるだろう。亡くなられたお二人に哀悼の意を表すとともに、改めて、自衛隊のイラク派遣への反対を表明しておきたい。自衛隊派遣は、大義なき侵略戦争の片棒をかつぐことにほかならず、親日イラクを反日イラクに変えてしまうからだ。アメリカのイラク侵略前には、日本人である私がイラク国内を一人で旅していても、物騒な目にはほとんど遭ったことがない。イラク人の対日感情の悪化を、真剣に受け止めなくてはならない。



11月29日(土) 

午後 慶應大学三田キャンパスにおいて、「折口信夫没後五十年記念公開講演会」が行なわれ、スタッフとともに出席。講演者と演題は、(1)香月洋一郎先生(神奈川大学経済学部教授・常民文化研究所所長・民俗学)「ある大衆芸能の現在〜猿まわしの復活を通して」、(2)宮家 準先生(慶應義塾大学名誉教授・宗教学)「峰入と験の思想」、そして(3)川村二郎氏(文芸評論家)「劇的人間・折口信夫」。
 
 宮家先生の講演の中で、「宗教研究者の中では、いわゆるアニミズム(精霊崇拝・霊魂信仰)は世界共通にあるものとして認識されています。その上で折口先生は、神道を日本人だけのものではなく、『民俗教から人類教へと広げるべきだ』とおっしゃっていた。これは現在、世界で厳密な一神教同士が衝突している中、民俗宗教が人間すべてを救済する可能性がある、という意味で、現代においても大いに意義のある考え方ではないでしょうか」と語っていたのが印象的であった、折口信夫の宗教観、民俗学者・創作者としての奥行きの深さを学んだ。昭和3年から昭和28年まで慶應大学に在籍していたというが、それも開かれた校風のなせるわざだったのであろう。
 
 講演終了後、事務所に戻って『レコンキスタ』ゲラチェック。
 



11月28日(金) 

 高松で朝から色々と動き回り、夕方に帰京。機上にて、「ブッシュがバグダッドを電撃訪問」の報に接し、事務所に帰ってすかさずホームページの更新作業を行なう。「バグダッドを訪問したブッシュはやっぱりバカダッタ」として、電撃訪問の無意味さを暴露した。夜、「象のオリ」問題に関して先日最高裁で敗訴した知花昌一氏に励ましの電話をかけたが、つながらず。安保問題を考える上でも重要な事柄なので、勉強していきたい。どう見ても不当な判決であるからだ。
 


11月27日(木) 

 『レコンキスタ』原稿〆切日。入稿後、日本人権擁護協会の坂本会長より要請を受け、犬塚先輩とともに高松へ。フレームアップされた殺人事件に関する裁判を、無罪判決を勝ち取るべく傍聴。判決後に記者会見をセッティングする。しかし判決はまれに見る珍判決で、一部有罪、大方無罪という玉虫色に終わった。裁判所の姿勢がどのような形で出てくるのかについて、勉強になった。



11月26日(水)

四十四兆円という過去最高・世界ダントツの国防予算を成立させたブッシュが、その勢いにのって、アメリカ国内で兵士たちを前にこんな放言を。「イラクでの民主主義は成功するに決まってる! アメリカはチンピラどもにおじけづいたりしねぇからな!」ずいぶんとテンションが上がってるようだが、一国の大統領が「チンピラ」ってのは穏やかでない。歴代の大統領と比べても品がなく、まさにヤンキーの典型。彼のボキャブラリーのなさは、アメリカ人にも「言語障害」って言われているほどだから仕方がないか。それにしても、イラク戦争が「砂漠のアリ地獄化」してる時に、よくヌケヌケとこんなことが言えるものだ。



11月25日(火) 

 夕方、天木直人・前駐レバノン大使と赤坂にて待ち合わせる。その後六本木に移動し、西部邁先生の事務所が主催する忘年会に出席。天木氏を西部先生にご紹介する。日頃お世話になっているシンクタンクのY所長も同席。西部事務所のスタッフの皆さんはもちろん、小林よしのり先生も出席され、私と隣の席になった。小林先生の大らかなお人柄に助けられ、痛飲した。

 一次会のあと新宿に移動、バー「B」で一献。西部先生、小林先生、私と、それぞれの事務所のスタッフで飲みながら語り合う。もうこの時点で0時をとっくに回っていた。その後、西部先生のお嬢さんと私と、スタッフの3人でカラオケ。演歌、民謡、軍歌、沖縄島唄を熱唱したのち解散。西部さんの唄った「アカシアの雨にうたれて」が何日か、耳から離れなかった。



11月24日(月) 

 第33回目となる野分祭を開催し、滞りなく終了。今週の一言にも書いたが、今年は自衛隊のイラク派遣が取り沙汰されているだけあって、檄文の中の「建軍の本義」という言葉が胸にズシリと重く響いた。詳しくは「野分祭で檄文の先見性を共に確認しよう」に書いたので、そちらをご参照いただきたい。



11月23日(日) 
 
 原稿執筆に追われる。最近は休日となると文章ばっかり書いている。妻からはほとんど「母子家庭」と言われている始末だ。


11月21日(金) 

 夕方、エジプト人通訳のMさんに来てもらい、アラブの友人からもらったアラビア語の資料や手紙を翻訳してもらう。資料の一つは、今週の一言に掲載したもので、イラク国内での米兵たちによる極悪非道な振る舞いを告発する文書だ。

 ラマダン(断食)中のMさんは、朝方から夕方4時半まで、水すら口に出来ない。しかし、私といる最中に4時半を過ぎたので、2人でカップうどんを食べる。原材料に豚肉やエキス等がないかどうか、入念に確認してから食していた。
 
 スタッフが「こんな食べ物しかなくてすみません」と言うとMさんは、「何を食べるかではなくて、誰と食べるかが大事なんです。木村さんとこうしてイフタールのお祭り(ラマダン明けの食事をとること)が出来て満足ですよ」と答えていた。日本人よりも日本人らしい発言だと思ったが、よくよく考えてみると、日本人がこの様な感性を失ってしまってすでに久しい。さすが詩の国の人である。

 カップうどんをすすりながら、Mさんが「アル・カイダ」の語源について教えてくれた。よく言われるように「基地(base)」という意味のほかに、「原理(principle)」という意味があるそうだ。スタッフに言わせると「原理原則を曲げない」というのが私の口癖らしく、そういう意味では私も「アル・カイダ」であるが、早くからイラクでアメリカの悪辣な「ニオイヲカイダ」でもある。
 
11月20日(木)

 午前中は事務所にて打ち合わせ。午後からパスポート増頁の手続きに行く。イラクのビザなどでページが一杯になってしまったからだ。
 
 夕方には、去る11月16日のセルビア大統領選挙で一位となった、セルビア急進党のトミスラブ・ニコリッチ副党首にお祝いの手紙を送る。『ガチンコ!』『レコンキスタ』その他の原稿書きなどに追われる。疲れてそのまま事務所で寝てしまった。


11月19日(水) 
 
 夕方、ベテラン女優Aさんのもとを訪問し、マネージャーさんなどを交えて皆で飲む。「せっかくいい男なのに(!)もったいないわよ。これ使いなさいよ」と、「スーパーミリオンヘアー」をありがたくいただく。笑うに笑えない話ではある。

 その後、夜に帝国ホテルでシンクタンク所長のYさんと待ち合わせ。その際、偶然にロシア大使館の一等書記官に会う。「木村さん! お元気ですか? いまモンゴルからの代表団とミーティング中で、新しい大使もいますから紹介しますよ」と言われ、新しく赴任したデルコフスキー駐日大使を紹介され、名刺交換をすることに。

 これがもし「ソ連」の大使だったら、蹴りの一発じゃ済まなかったかもしれない。だが時代は変わり、幸いにしてソ連はロシアとなり、私の友人のジリノフスキー氏は「北方領土を返してもいい」と豪語している。私も「早く返してくれ」と再三言っている。これからの「右翼」は、ロシアを含めて色んなチャンネルを持つことが大事だと思う。しかし、これがアメリカの大使だったらどうなることか。パトリック・ブキャナンみたいなアメリカ人もいるから、許してやるか、やっつけるか……いざとなったら、やっぱりやるだろう。

 Yさんと打ち合わせのあと、『レコンキスタ』にコラム連載中の宮田武氏と原稿の件で打ち合わせ。


11月17日(月) 
2000年1月、セルビア急進党10周年党大会で演説する筆者。
右後方に座っているのが、(左から)シェシェリ党首、
今回大統領選に出馬したニコリッチ氏。

午前 『月刊リベラルタイム』に写真を送付

午後 パレスチナ問題やイラク問題に詳しく、現地にも何度か足を運んでいる I 君とともに、川内康範先生の宿泊先を訪問。イラクへ自衛隊を派遣するという小泉首相の愚策に、かなり憤っておられ、「自衛隊のイラク派遣は亡国の兆しだ! 日本は覇権主義国家アメリカの『忠犬』でいいのか!」と題する声明文をいただいた。いずれ「今週の一言」で紹介しようと思う

夜 セルビア大統領選挙について、急進党関係者よりメッセージが届く。3度目となるやり直し選挙で、セルビア急進党のニコリッチ副党首が46.4%の票を獲得して1位となったそうだ。しかし、投票率がわずか38.3%だったため選挙は無効になったが、「シェシェリ党首がハーグで投獄されている間にも、急進党の人気は上がっている」と現状報告。しかし、選挙制度にイカサマがあることも指摘されており、この件に関してはいずれ機会をみて書くことにする。

11月16日(日) 

午前 前レバノン大使・天木直人氏にお時間をいただき、12月10日に開講予定の「一水会フォーラム」について打ち合わせをする。総選挙やイラク問題など話は尽きず、結局、3時間近くもお話することとなった。中でも面白かったのは、アメリカに関する認識であった。アメリカに赴任した経験もある前大使によれば、「アメリカの知識層はそれなりに国際感覚、バランス感覚を持ち合わせているが、一般の国民となると、正確な情報を得るのが不得手で、そのメンタリティは、現在の良い生活を保つことしか考えていない。それを守るためには他国の人たちがどうなろうとお構いなし、という非常に単純で危険な発想を持っている」とのこと。そういう人たちは日本でいう、「良い生活を保つためには日米安保が必要」という発想と非常に似通っている。誇り、正義、歴史、文化などを守るよりも、生活を守ることが優先なのだ。「保守」と名乗ってはいても、それは「思想の保守」ではなく「生活保守」なのである。

午後 展転社の藤本氏と合流し、忌憚のない意見交換。彼は前日にも「新風」党大会で会っていたが、再度落ちあったのだ。友人の高柳氏も同席。彼はやはり「物をよく見ている」同志の一人であることをつくづく感じた。新幹線の道中だけでは話が尽きず、新宿に帰っても一献をあげた。色々な状況が見えてきてとても有意義な話であった。


11月15日(土)

午前 飛行機にて大阪へ。針谷大輔氏とともに。彼は友人の結婚式に出席するため。私は電車で大阪から兵庫に移動し、「維新政党・新風」の党大会へ出席。

午後 魚谷代表より招待を受け「新風」党大会・第二部より出席。すでに二十数年前、「新風」の魚谷代表が「維新懇話会」というネットワークを作り、コツコツと立ち上げてきた成果を垣間見るようだった。来年の参議院選挙に臨む意気込みが強く感じられた。以前「テコンドー」に関しても書いたが、コツコツと地道に信念を貫くことの重要性を改めて感じる。第三部では大阪学院大学教授の丹羽春喜先生の記念講演『誰が日本経済をダメにしたか』を聴く。ケインズ経済学の研究者であられる同教授のお話はとてもためになった。夕方より懇親会に参加。その後は新風大阪の畑中氏、吉川誠先輩などと一献。こちらも昔話に花が咲き、楽しい時間を過ごさせていただいた。


11月14日(金) 
午後 一水会の横山君たちが、ラムズフェルド米国防長官来日に際し、アメリカ大使館に対して抗議行動を行なう。しつこいようだが、ブレア、ブッシュと、抗議を重ねてきた思想的一貫性を保つ意味でも、イラク侵略の「犯罪者」たちに対する抗議は、継続していかなくてはならない。3月20日の開戦前には戦争を阻止する運動が盛り上がったが、今となっては関心が薄れてしまったようだ。一般人は仕方ないが、活動家はそうはいかない。その思想と行動が問われるからだ。

11月13日(木) 
昨年夏、ロシア自民党選挙キャンペーンに同行し演説

午前 『月刊リベラルタイム』ゲラチェック

午後 ロシア自民党のジリノフスキー党首に、12月7日のロシア下院選挙に際しての激励メッセージを送る。イラクの友人、ロシアの友人などにも、近況報告を兼ねた便りを出す

夜 新潮社のMさんと打ち合わせ。

11月12日(水) 朝起き勉強会に出席。先の総選挙の分析を聞く。二大政党制への流れと今後の政治について/午後 『月刊リベラルタイム』原稿を提出/夕方 シンパのKさんが来訪。

11月11日(火) 昼 一水会本部にて打ち合わせ。「野分祭」準備など/午後 『レコンキスタ』が刷り上がる。細かい部分はチェックが必要だが、だいぶ紙面の充実度が高くなっていると思う。「みんなで頑張ろう」との確認をし合う/夜 知人のH氏などと新宿ゴールデン街へ。

11月10日(月) 午前 昨日の総選挙で当選した研究会の後輩にお祝いの連絡をする/午後 『月刊リベラルタイム』原稿執筆。終日読書。

11月9日(日) 総選挙投票日。夜 テレビの開票速報を見ながら一喜一憂。大学で一緒に憲法を学んだ後輩が民主党から立候補していたが、見事当選して喜ぶ。また、イラク攻撃反対の署名を下さった知り合いの代議士たちが当選し、安堵。一方、落選した方々もいたので、こちらは残念。再起を願っている。

11月7日(金) 午後 『レコンキスタ』ゲラチェック。12ページ構成のため何かと手間がかかった。在日ロシア人の友人の I さんから電話をもらう。日露交流の歴史について意見交換。

11月6日(木) 午前 地元の市役所に不在者投票に行く。泡沫といわれている無所属の候補を応援する意味で投票/午後 資料整理と執筆活動/夜 事務所近くで食事。

11月5日(水) 午前 資料整理と執筆/夕方 ホームページを更新。前レバノン大使の天木直人氏について書く/夜 スタッフと事務所近くの安食堂で打ち合わせ。

11月4日(火) 

午前 シンパのM君が来訪。自立研究会の立ち上げについて打ち合わせ。
午後 連載ものの執筆
夕方 アルカディア市ヶ谷にて、西部邁先生主宰の「思邦会」に出席。最近のイラク情勢とその見通しについて45分間、お話をさせていただく。イラクの友人たちとの長い付き合いから得た、私なりの見解を表明。自衛隊派遣問題では、ある人から「(小泉首相への)お仕置きのために、怪我で済むぐらいの攻撃をしてもらうよう、イラク抵抗運動側に話してくれないか」と、冗談ともつかぬ提案があったが、私は「もし自衛隊がイラクに派遣されるならば、『アメリカの部隊と違う』ということを話そうとは思っていますが、『攻撃してくれ』とはちょっと言えない」と答えた。講演後は西部先生と西部事務所のスタッフの皆さんと新宿のとある文壇バー・Bへ行く。その後、一人でゴールデン街をさまよい、帰宅。

11月3日(月) 明治節。明日の講演に備え、資料整理と読書。『レコンキスタ』原稿執筆・提出。

活動報告 平成15年10月

活動報告 平成15年9月

活動報告 平成15年8月

活動報告 平成15年7月

活動報告 平成15年6月

活動報告 平成15年5月

活動報告 平成15年1月〜3月

 


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